米HPは8月28日、印刷関連事業の新戦略「Print 2.0」に関する新サービスや提携などを発表した。戦略の一環として挙げている「Webサイトを印刷しやすく」するサービス提供では、米Yahoo!および同社傘下の写真共有サイトFlickr、米MicrosoftのWindows Live Spacesと提携。各サイトで、HPの印刷サービスを提供する。
Flickrではこの秋、HPのTabblo技術をサイトに組み入れ、会員がアルバムやコラージュなどの印刷物を簡単に制作できるようにする。Windows Live Spacesでは、HPのオンライン写真サービス「Snapfish」をサイトに統合、コンテンツの共有に加え、写真印刷サービスも利用できるようになる。また、Yahoo!はHPと共同で「HP Yahoo! Printing Toolbar」を開発する。これはWebサイトの印刷ツール「HP SmartWeb Printing」のダウンロードや、印刷のヒントやカスタマーサポートなどのサービスがワンクリックで受けられるツールバーで、9月に無料でダウンロード可能になる予定。
また、同社最大規模という3億ドルの世界的なマーケティングキャンペーンも発表。オリジナルのカードやレターヘッドなどの作成用に、無料のテンプレートや、アーティストのグウェン・ステファニーやプロデザイナーのコンテンツなどを提供。ユーザー自身のコンテンツとのマッシュアップを可能にする。
HPは併せて、高速かつ低コストでの印刷を可能にするという同社初の圧電プリントヘッド「HP Scitex X2」も発表している。
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