米Googleは、Javaを使ってAjaxアプリケーションを開発するツール「Google Web Toolkit(GWT)1.4」をリリース、このバージョンをもってGWTはβ版から正式版になったと発表した。
同社によると、GWT 1.4でリコンパイルしたアプリケーションは、従来のものより生成されるコードの量が30%程度少なく、動作速度は20%から50%高速化するという。特に起動時間は、新しいブートストラッピング技術と、複数画像を1度のHTTPリクエストに自動的にまとめるイメージバンドルにより、非常に短くなった。例えばGoogleが用意しているメールサンプルにアクセスしてみると、「1度目も早いが、2度目は信じられないくらい早い」(Googleのエンジニアリングマネジャー、ブルース・ジョンソン氏)という。
またローカライズを容易にするNumberFormatとDateTimeFormatの追加、java.lang.Serializableインタフェースが利用可能になるなどの、さまざまなウィジェットやライブラリが追加されたほか、scriptタグを加えるだけでGWTモジュールをHTMLページに追加できるようになったり、自分のGWTモジュールから参照している外部JavaScriptファイルが同期してロードされるなど、複数の新機能が追加されている。
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