米Intelは9月18日、次世代アーキテクチャー「Nehalem」をIntel Developer Forum(IDF)で披露した。
同社のデジタルエンタープライズ部門上級副社長兼ジェネラルマネジャー、パトリック・ゲルシンガー氏は、Nehalemベースのデュアルプロセッササーバのデモを行った。Nehalemは2008年に投入される予定で、45ナノメートル(nm)プロセス、high-k金属ゲートを採用。切手大のプロセッサダイに7億個を超えるトランジスタを集積し、トランジスタの一部にシリコンの代わりにハフニウムを使っている。現行の競合プロセッサと比べてピークメモリ帯域が最高で3倍になると同氏は説明した。
また同氏は、2008年にコードネームで「McCreary」と呼ばれる製品を投入して、企業向けプラットフォーム「vPro」のセキュリティ機能とPC管理機能を強化する計画も明らかにした。McCrearyはハロゲンと鉛を含まない45nmデュアルコア・クアッドコアプロセッサ、新しいチップセット「Eaglelake」、「Trusted Platform Module(TPM)」、従来よりも強力で管理しやすい暗号化技術「Danbury」を含む。Danburyはデータの暗号化・復号化を直接ハードウェアに組み込み、暗号鍵の保護を強化し、システム管理や鍵のリカバリを容易にするという。
さらにゲルシンガー氏は、SSD(Solid State Disk)のメリットに触れ、不揮発性メモリ技術を使って読み込み性能や電力効率を改善する製品を来年投入することも明らかにした。
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