B: パシフィコ横浜かな。
A: コーエーのイベントがパシフィコ横浜でよくあって、そこは「聖地」だってことになってます。アンジェリークで「聖地」って言葉が出てくるから、それと関係するのかも。
――聖地ですか? 池袋が聖地だと思っていました。
A: 他にもパシフィコ横浜は腐女子のイベントが多いんですよ。ハコが押さえやすいのかなあ。
――今まで買った一番高いものは何ですか?
D: DVDボックスくらいかな。1シリーズ5万円くらい。
A: DVDだと20万円とか30万円するのもあるよ。
B: レンタルで見られるものはそれでいいや、って思っちゃう。
――あんまり衝動買いはしないんですか?
D: 実用性は考えちゃう。
E: でも関さんの声が入っているものならほしい。
C: ボイスカード(名刺大のイラストカードで、ボタンを押すとキャラクターのセリフが再生される)とか?
全員: あー。
――そういうのがアリなら、声優さんの着ボイスとかはどうですか?
D: 落としまくってます(笑)。
B: 他にお金をかけるなら、同人誌かなあ? 数あるし。
――経済的に影響は出るものなんですか?
A: オタクの女の子って、安いものを片っ端から買ったら高くなっちゃった、という感じ。イベントで高いアクセサリーを買ったりはしないけど、1500円くらいのボイスカードを全部買ったら総額ウン万円になりました、みたいな。
――女の子の買い方って品物によらず、どれも同じってことですかね。では、「買いすぎて借金してしまった」という人もいますか?
D: ないない、絶対ない。
C: 生活費の範囲ですけどね。あくまでも楽しみのため。
A: 「ヲタ系グッズでローン」なんて聞いたことないね。
――腐女子の私生活について教えてください。ご家族はみなさんが腐女子であることを知っていますか?
D: 家族は知らないですね。オタクであることは知ってるかもしれないけど。
A: うちも何となくは知っていると思う。高校時代、朝なかなか起きなかった時に、母親が近くにあった小説を音読したんですよ。それがBLの小説だったので……。兄はBL系が好きなことまで知ってますね。それ以外の人には「ゲーマー」と言うことにしています。
B: うちの場合は、マンガ好きというのは知っているだろうけど、BL系ということは知らない。職場の人はもちろん知りません。
C: 私は関さんのファンということは職場でも話してます。周囲には彼は「声優」ではなく「役者」だと言ってますが。
D: テレビに写っていたオタクを、職場の人が笑っているのを目撃してしまったので、私は怖くて言えないな。
――Eさんはアニメ関連の仕事ですよね?それでも腐女子であることを隠してるんですか?
E: そういう会社だからこそ、オタクが嫌いな人は本当に嫌いなんです。
D: 漫画家さんでも、オタクが嫌いな人いるものね。
E: 職場でも、一部の人としか話さない人もいます。好きな人同士なら話せますが、理解がある人ばかりでは全然ないです。私も声優の話は職場では言ったことがありません。
――失礼ですが、みなさん彼氏はいらっしゃいますか?
A: 私はいます。相手もオタクですが。一緒に「電王」の話で盛り上がったりしてます!(笑)
E: 私も。でも彼は全然オタクではないです。全くの一般人。
B: 私は募集中です!
――相手がオタクでも構いませんか?
B: 大丈夫です。あ、でもディープすぎるのはちょっと。常識的な人なら。私の趣味に関しては無視してくれていいんで。
――腐女子趣味は、彼氏や、彼氏にしたいという男性なら話せますか?
B: 理解のある人なら言えるかも。この間、腐女子仲間に男性を紹介してもらったんですよ。でもその女の子、周囲に腐女子ということを隠してるんですね。だから、わたしもその男性に腐女子ということをバラしてはいけないと言われて。もともと腐女子ネタで会話してる友達同士なんだから、いったい何を話せばいいの?という感じでしたよ。
E: 今思うと一般人って難しい!
B: わたし、一般人を装おうとすると、どこまで話せばいいのか分からなくなるんですよ。
A: わたしは「めざましテレビ」の内容を話すことにしてる(笑)。
――彼氏にするならどんな人がいいですか?
C: 自分を放っておいてくれる人かなあ。
B: 理解してくれなくていい。
A: ぶっちゃけ理解してくれる人のほうが楽だぞー。昔理解してくれない人と付き合ってたとき大変だったぞー(笑)。
B: 放っておいてほしいと思ってるんだけどな。
A: でもある日、「なんでそんなものにそんなにお金をかけるの?」とか言われるんだよ?
D: 理解できるできないじゃなくて、私は自分の趣味を許してくれる人がいい。
B: そんな包容力のある男はいるかな?。
D: あ……。
E: 厳しいなあ(笑)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR