米Microsoftは5月5日、同社の携帯マルチメディアプレーヤーZuneのソフトウェアアップデートを発表した。その一環としてZuneのオンラインストアでテレビ番組コンテンツのダウンロード販売を開始した。
Zuneユーザーは、「サウスパーク」や「Heroes」など、COMEDY CENTRAL、MTV、NBC Universalなどが提供する人気テレビ番組をダウンロードし、PCやZuneで視聴できる。各番組の価格は、1話当たり 160Microsoft Point(約1.99ドル)。
NBCは価格の自由な設定を求めてAppleのiTunes Storeから離脱し、News Corp.と共同で立ち上げた独自の動画サイトHuluでコンテンツ提供しているが、今回、ポータブルデバイス向けのビデオプラットフォームとして iPod/iTunesのライバルであるZuneを選んだ。
またオンラインコミュニティー「Zune Social」の個人ページ「Zune Card」の機能が拡張され、友だちのZune Cardを自分のZuneにドラッグ&ドロップし、友だちが何を聴いているかの最新情報を得られるようになった。定額ダウンロードサービス「Zune Pass」に加入していれば、友だちのZune Cardにある楽曲がZune Passで入手可能な曲の場合、自動的にその楽曲が入手できる。Zune Passに加入していない場合または扱っていない曲の場合は、楽曲の情報とアートワークのみが表示される。またWindows Live Messengerとの統合で、Messengerの友だちがZuneソフトで何を聴いているかを見ることが可能になった。
そのほか複数のZuneを同時に同期できる機能、新しい楽曲が追加されると自動的にアップデートされるオートプレイリスト機能、ジャンルやシリーズ別にビデオをブラウズできる機能、アルバムやトラック情報の編集機能、ジャンルごとのソート機能などが追加された。
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