ニコニコ動画(ニコ動)の「公式動画」が12月5日から「ニコニコチャンネル」にリニューアルする。テレビ局やアニメ制作会社、ゲーム会社など121社のコンテンツホルダーが、それぞれのチャンネルから動画を配信。ニコ動トップページではニコニコチャンネルのコンテンツを多数紹介し、ニコ動を初めて訪れたユーザーでも見たい動画を探しやすくする。
ニコニコチャンネルはコミュニティー機能と一体化しており、運営者は、動画をコミュニティー参加者限定で配信したり、コメントをオフにしたり、有料配信するといったことが可能だ。アクセス解析機能も利用できる。
運営者として参加するのは琉球放送やフジテレビジョン(予定)といったテレビ局、森喜朗事務所など政治家事務所、帝京大学など教育機関、タイトー、コーエーといったゲーム会社、ビーイング、トイズファクトリーといったレコード会社など多岐にわたっている。参加する企業や団体の一覧は以下の通り。
「iモードのようなトップページにする」――運営元・ドワンゴ顧問でiモード生みの親の夏野剛氏は、ニコニコチャンネルの動画をトップページで紹介する狙いについてこう語る。現状のニコ動は、トップページからジャンルを選んだり検索して見たい動画を探す必要があり、初心者には取っつきにくかった。
テレビ番組やアニメなどプロが制作したメジャーなコンテンツをトップページに配置し、ユーザーインタフェースを分かりやすくすることで、初めてアクセスした人にも取っつきやすい「iモードのような」ページにリニューアル。企業からのコンテンツ提供を増やし、個人の動画に興味がなかったり、ネット文化に詳しくないような人も楽しめるようにし、ユーザーのすそ野を広げる作戦だ。
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