米Amazon.com傘下のAmazon Web Services(AWS)は12月4日、国勢調査の結果などの大容量データを利用できるサービス「Public Data Sets on AWS」を発表した。
このサービスでは、国勢調査結果、インディアナ大学が提供する3D化学構造モデル、注釈付きのヒトゲノムデータなどの公共データをAmazonのシステムに保管し、ユーザーはこれらデータをAWSのクラウドアプリケーションで利用できる。データは無料で、ユーザーはAWSアプリケーションの処理能力やストレージの利用に規定の料金を支払う。
国勢調査やヒトゲノムなどの大容量データは、検索やダウンロード、カスタマイズに時間がかかっていたが、AmazonのユーティリティコンピューティングサービスAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)からこれらのデータに数分でアクセスして処理を始められるという。
このサービスではほかに、各種の労働統計なども利用できる。Amazonは提供するデータを増やしていくとしている。
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