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ATOKに原子力用語辞書 「ラザフォード後方散乱法」も一発変換

» 2009年03月23日 19時47分 公開
[ITmedia]

 ジャストシステムは、原子力関連用語の効率的な入力ができるATOK用辞書「社団法人日本原子力学会 原子力用語辞書2009 for ATOK」を6月末に発売する。

 日本原子力学会と共同開発した。「オージェ電子」「ラザフォード後方散乱法」など、原子力用語2万8000語を収録している。原子力用語の略語を入力すると変換候補に正式名称を表示したり、入力した用語の解説を読むといった機能も備えた。

 日本語で入力した用語を、英単語に変換する機能もある。例えば、「きゅうしゅうせんりょうりつ」と入力すると「absorbed dose rate」に、「かそくりゅうし」は「accelerating particle」と変換できる。

 官公庁や電力会社、プラント建設など原子力設備の設計や設備運営に携わる人向け。価格はパッケージ版が1万8000円、ダウンロード版が1万6000円。同社が運営する「Just MyShop」で販売する。

 同社は今後も、専門用語の表記統一や、効率的で正確な入力が求められている業界と協力して、ATOK専門用語辞書の作成に取り組むとしている。

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