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Exchangeは月額1044円 MS「Online Services」正式サービス開始へ

» 2009年04月07日 07時00分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは4月6日、Exchangeなどの機能をネット経由で企業に提供する「Online Services」の正式サービスを月内に開始するのに合わせ、料金を発表した。ExchangeやSharePointなど4サービスを利用できるスイートは月額1567円。大規模ユーザー向けに割り引きも行うほか、6月末まで早期申し込み割り引きキャンペーンを展開する。

 Microsoftが世界的に展開する企業向けクラウドサービス。日本では3月にβ版を無償公開し、500社以上が登録したという。

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 スイート「Business Productivity Online Suite」(BPOS)は、(1)Exchange Online(メール、スケジューラなど)、(2)SharePoint Online(ファイル共有、企業ポータル、掲示板などの情報共有機能)、(3)Office Communication Online(インスタントメッセージングや在籍情報確認など)、(4)Office Live Meeting(Web会議、アプリケーション共有など)──の4サービスで構成。各サービスを単体で契約することも可能だ。PC利用度が低いユーザー向けに、メール容量などを抑えたライト版「Deskless Worker」も提供する。

 Exchange Online単体は同1044円、SharePoint Online単体は同757円などとなっており、BPOSは4サービスの合計額より割安な同1567円に設定した。料金は、為替動向を踏まえた上で、中長期的に同一額で提供できるように設定したという。

 250ユーザー以上の導入からボリュームディスカウントを適用し、最大で約24%を割り引く(BPOSの場合で月額1191円)。また既存のCAL(クライアントアクセスライセンス)を持つユーザー向けの割り引きも行う。また6月末まで、CALを持たない新規ユーザーにもCAL保有ユーザー向け割り引きを適用するなどの早期導入キャンペーンを行う。

 販売支援パートナーとしてウチダスペクトラムや日立システムアンドサービスなど30社以上が参加。企業向けにコンサルティングやインテグレーションなどの導入支援を展開していく。

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