NECは5月8日、2009年3月期の連結業績予想を修正し、営業損益が300億円の赤字としていた前回予想から改善し、60億円の赤字になる見通しだと発表した。IT/NWソリューション事業でコストカットや開発費抑制の効果が出た。
修正後の売上高見通しは、前回予想から微増の4兆2160億円。営業損益は改善するものの、係争案件に関連して損失見込み額を引き当てることで経常損益は30億円悪化して930億円の赤字となる見通し。経常損益の悪化と構造改革費用の増加から、純損益も70億円悪化して2970億円の赤字を見込む。
同日、NECトーキンの完全子会社化に向けた株式交換契約を締結した。NECトーキンの定時株主総会で承認を経た上で、8月1日付けで株式交換を行う。これに先立ち、NECトーキンは東証1部の上場を廃止する予定。
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