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Twitter人気でスパムやフィッシング詐欺も増加中怪しい“つぶやき”やメールに注意

» 2009年05月22日 09時12分 公開
[ITmedia]

 マイクロブログサービスの米Twitterが、人気上昇に伴いスパムやフィッシング詐欺に利用されるケースが増えている。

 セキュリティ企業の米Symantecは、儲け話を持ちかけるMMF(make money fast)スパムと、出会い系スパムが過去数日で広がっているのを見つけたと伝えた。

金儲けを誘うスパム(Syamntecより)

 MMFスパムは「Use Twitter to make money」などの件名で届き、自宅で働いて1日に250〜873ドル稼げるとうたった「Risk-Free Twitter Profit Software」を宣伝。リンク先のサイトでは、氏名、住所、クレジットカード番号などの入力を求められる。

 出会い系スパムの方は、Twitterの出会い系サイト「Datetwit」をかたり、不正サイトにユーザーを誘導してTwitterのユーザー名やパスワードを入力させようとする。

出会い系サイトをかたるスパム(同)

 一方英Sophosの研究者グラハム・クルーリー氏は、Twitterで不審なフォロワーを見つけたと報告。調べたところ、このフォロワーは400人近いTwitterユーザーを追いかけ、「tvviter.com」(「W」ではなく「V」を2つ重ねてTwitterに見せかけてある)というサイトへ誘導しようとしていた。

 このリンクをうっかりクリックするとTwitterに見せかけた偽サイトにつながり、ユーザー名とパスワードの入力を求められる。Twitterではほかにも、TinyURLを使って不正なリンクをクリックさせようとする投稿が多数あるという。

 こうした手口は、いずれも人気サイトの評判を悪用してユーザーをおびき寄せようするものだとSymantecは指摘。身に覚えのないメールには注意し、信頼できる組織のサイトだという確信がない限り、個人情報を入力してはいけないと呼び掛けている。

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