「ホワイトカラーならまず使ってみてほしい」「決定的に人生観変わる」──ソフトバンクの孫正義社長は7月30日開いた同社決算説明会で、先月発売したiPhone 3GSを猛烈プッシュした。会場に集まった多くのアナリストや報道関係者にiPhone 3GSユーザーが少ないのを見て取ると「みなさん人生観を変えたほうがいいと思います」(笑)
昨年7月のiPhone 3G発売前後には「日本のユーザーには向かないとか、携帯ジャーナリストなど専門家も含めて賛否両論があった」が、08年7月以降、四半期ごとの機種別販売ランキングでiPhoneが1〜2位を占め続ける状況に。先月発売した3GSも品薄が続いており、「もっと納品があればもっと純増伸ばせるのでは……という状況が続いている」という。
一般の携帯電話が発売後しばらくすると「柳の枝がたれるように」販売台数が落ちていく。iPhoneは「驚異的なロングセラー」になっている。それは「アプリが増え、OSが進化するなど、iPhoneはむしろ時の経過とともに輝きを増すからだ」と指摘する。
「持ち運べるモバイルPCに近い」が、iPhone体験は「ノートPCでは味わえない」とも。「ネット人間のわたしがPCを使う頻度が10分の1に減った。一方で、ネットを使う時間は10倍になった。決定的に人生観が変わる」という。「今までこれなしによく生きてこれたなと」
法人向け導入実績も重ねており、「1人当たりの残業代が3万円減らせたというところもある」など、効率向上に役立っているという。福岡ソフトバンクホークスの選手もiPhoneを持ち、小久保裕紀選手らが自分の全打席の動画を持ち歩き、シーズン中のフォームのチェックなどに役立てているという。
「iPhoneがすべてだと言ってるわけじゃない」が、それは「いずれ携帯はiPhoneのようになる。モバイルインターネットのためのスマートフォンになる」からだという。「3年後はほとんどがiPhone化している。道筋ははっきりしている」
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