米Dellが、一部でうわさになっていたCULV(超低電圧)プロセッサ搭載システム「Inspiron 11z」の発売を公式に認めた。
Inspiron 11zは「Netbookのような携帯性と、ノートPCのような性能」を併せ持つとDellは述べている。Netbookとの違いは、IntelのAtomプロセッサではなくCULVプロセッサ(1.2GHz Celeron 723)を採用しており、内蔵メモリが2GバイトとNetbookと比べ多い点だ。しかし価格は399ドルと、Netbookと同程度になっている。
ディスプレイサイズは11.6インチで、HDD容量は250Gバイト、Wi-Fi機能を内蔵する。OSはWindows Vista Home Premiumで、Windows 7に無料アップグレードできる。厚さは1インチ(約2.5センチ)ほど、重量は3ポンド(約1.4キロ)と薄型軽量で、バッテリー駆動時間は3時間以上。
Dellは、Inspiron 11zは「価格はNetbookと同程度だがノートPC並の性能を持ったNetbookのようなデバイス」を求める顧客の声に応えたものだとしている。同社は先に、Netbookの「Inspiron Mini 12」の販売終了を発表したときに、「Netbookのスイートスポットは10インチであり、それよりも大きめのノートPCにはもう少し処理能力が必要」と発言していた。
Inspiron 11zは米国で既に発売されており、8月25日から英国、フランスでも発売される。
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