ブラザー販売は9月3日、ビジネス向けレーザプリンタ/複合機「ジャスティオ」新製品として、A4サイズ対応の6機種を発表した。複合機・プリンタそれぞれで、国内最薄モデルをラインアップ。ジャスティオがターゲットとするSOHOなどのニーズに応える。
国内最薄・高さ40センチのA4カラーレーザー複合機「MFC-9120CN」(オープン価格で、実売予想価格は9万円前後)や、高さ25.1センチと国内最薄のA4カラーレーザープリンタ「HL-3040CN」(実売予想価格は4万5000円前後)などをそろえた。それぞれ、新エンジンを搭載して薄型化。自動両面スキャン/プリントに対応したモノクロプリンタも発売する。
2009年のジャスティオの戦略は、「手ごろな価格」「機能/性能」「コンパクト」。新製品は、コンパクトさと高性能を追求した。
景気低迷にも関わらず、同社のオフィス向けプリンタ事業は堅調だ。「台数ベースで前年比25%増、モノクロレーザープリンタも前年並みだった」と片山俊介社長は話す。市場をSOHOなどの従業員10人以下の企業に絞り込み、独自性の高い商品を投入しているのが勝因といい、「この市場にはまだ多くのニーズがあり、「市場開拓はまだまだできる」と期待している。
家庭向けインクジェット複合機「マイミーオ」の新製品7機種も発表した。リビングに置いてどの部屋のPCからもプリントできるよう、有線LAN接続対応モデルを5機種に拡充。うち4機種は、無線LAN通信機能も搭載した。
マイミーオシリーズはコンパクトさが売り。「今後も小型化に注力していく」と、ブラザー販売の三島勉マーケティング推進部長は話す。
オープン価格で、実売予想価格は、ファクス付き複合機が2万〜4万5000円前後、プリンタ複合機が1万7000〜2万8000円前後。年間50万台の販売を目指す。
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