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“ヒノキケータイ”、ドコモなどが試作 国産間伐材を活用

» 2009年09月25日 07時00分 公開
[ITmedia]
photo SH-04Aベースの実機

 間伐で出た国産ヒノキを外装に使った携帯電話をNTTドコモなどが共同で試作した。木材は劣化しやすい難点があったが、圧縮加工により耐久性・耐水性を高めているという。

 同社とオリンパス、シャープ、音楽家の坂本龍一さんが中心となって森林の整備保全を呼び掛ける団体「more trees」が共同開発。シャープの「SH-04A」ベースの実機と、木材の手なじみの良さを生かしてデザインしたモックアップを製作した。オリンパスの三次元圧縮成形加工技術を使い、木材で高い耐久性、耐水性、防虫性、防かび性を実現したという。

photo デザインモックアップ

 more treesが管理する四万十川流域の森林で間伐されたヒノキ材を無塗装で使い、1台ごとに異なる木目や色合い、ヒノキの香りを楽しめる。間伐材の活用で、林業の活性化と森林整備の促進にもつながるとしている。

 試作機は、10月6〜10日に開催される「CEATEC JAPAN 2009」(幕張メッセ)のドコモブースに出展する。

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