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Google、メディアによるGoogle Newsの“検索ブロック”を簡易化

» 2009年12月03日 07時54分 公開
[ITmedia]

 米Googleは12月2日、オンラインニュースメディア向けに、コンテンツをGoogle Newsの検索結果に掲載しないよう設定しやすくするユーザーエージェント「Googlebot-News」を発表した。

 GoogleはインデクシングにGooglebotとGooglebot-Imageというエージェントを使っており、これらは標準的なWebプロトコルのREP(Robots Exclusion Protocol、ロボット排除プロトコル)によって排除することができる。また、Google Newsのヘルプページにあるフォーマットから、Google Newsからコンテンツを削除するよう依頼することもできた。

 新たなエージェントGooglebot-Newsにより、Webパブリッシャーはロボット管理用ファイルのrobot.txtにこのエージェントに関する指示を追加することで、ブロックするコンテンツを細かく設定できるようになる。例えば、コンテンツをGoogle Newsの検索結果には表示させずにGoogle検索の結果には表示させたり、その逆も可能だ。

 現在Google Newsでは2万5000以上のメディアのニュースを読むことができ、毎月10万以上のクリックをメディアサイトに提供しているという。Googleは、「Webにコンテンツを掲載するのは読んでほしいからであり、Googleからコンテンツを引き上げたいと思う人はほとんどいないと思う。だがわれわれはパブリッシャーの意思を尊重する。もしパブリッシャーがGoogle Newsにコンテンツを掲載したくないのであれば、そのための簡単な方法を提供したいと考えている」と語っている。

 Googleは1日には有料ニュースの無料閲覧回数を制限すると発表している。

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