業界団体のAV-Comparativesは、ウイルス対策製品の性能を比較した2009年12月版の実験結果報告書を発表した。主要メーカーの製品を対象に、マルウェア検出性能やシステムのパフォーマンスに与える影響を比較検証している。
マルウェア検出性能を比較した「Whole Product Dynamic」テストでは、Webサイトに仕込まれた不正スクリプトやエクスプロイト、悪質ファイルをどの程度検出できるかを調べた。その結果、SymantecとKasperskyが同率で首位を獲得し、2位はAVIRA、3位はMicrosoftとAvastの順だった。
一方、システムのパフォーマンスに与える影響を調べたPerformanceテストでは、AVIRAを筆頭にKingsoft、F-Secure、Sophos、Kasperskyがランキング上位に入った。このほかMicrosoft、Symantec、McAfeeなど10社の製品が高得点をマークし「Adbanced+」の最高評価を獲得している。
こうした結果を総合してAV-Comparativesは、2009年の最優秀製品にSymantecを選んだと発表。2位はKaspersky、3位はESETが選ばれた。
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