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» 2010年01月12日 07時00分 公開

増毛、眼鏡、福笑いまで 顔写真が動いてしゃべる「MotionPortrait」のこんな使い道 (2/2)

[宮本真希,ITmedia]
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アプリでモナリザやグリコの看板も動く

 MotionPortraitを活用したiPhoneアプリも話題だ。PhotoSpeakは発売翌日、日本のAppStoreの有料アプリランキングで1位となった。北米やイギリスでも人気で、売り上げの半分以上を海外が占めるという。「PhotoSpeakを知って、iPhoneを買いたくなった」「これを人に見せると絶対ウケる」――ユーザーがTwitterなどに書き込んだアプリの感想を見て、アプリを開発した同社の佐々木大地さんは「予想以上の反響」と喜ぶ。

 PhotoSpeakは、正面から撮影した顔写真をアップロードすると、十数秒〜2分ほどで3Dアニメ化。顔が左右に揺れたり、タッチした部分を目で追ったりする。アプリ上で音声を録音し、再生ボタンを押すと、音声に合わせて口を動かす。

 顔認識の精度は、正面を向き、光が均等に当たっている写真を使うほど高まるという。記者も試してみたところ、お札の肖像画やリカちゃん人形の写真もぐりぐり動かせた。モナリザや大阪・道頓堀のグリコの看板を3Dアニメ化した様子をYouTubeに投稿しているユーザーもいる。

 佐々木さんによると、人の顔だけでなく猫の写真も3Dアニメ化できる場合があるという。一方、アイドルのグラビア写真ではうまくいかなかったことも。「写真ががんがんレタッチされていたからかも」(佐々木さん)

 お気に入りの2次元キャラを3Dアニメ化し、好きなせりふをしゃべらせたい――こんな要望も多いそうだ。だがMotionPortraitでイラストの顔から特徴点を自動抽出するのは難しいため、PhotoSpeakでは認識に失敗することが多い。特徴点を手動で指定すれば、人間の顔以外も3Dアニメ化できるが、そのようなアプリの開発は未定だ。

 今後はPhotoSpeakのAndroid対応を進める。アプリで作成した3Dアニメをネット上にアップロードするといった共有機能も充実させていく計画だ。

福笑いアプリに驚愕

 PhotoSpeak以外にも、MotionPortraitを使ったiPhoneアプリを投入していく計画だ。昨年11月には、顔写真で福笑いを楽しめるアプリ「NullFace」(350円)を発売した。

画像

 顔写真をアップロードすると、目や鼻、口などのパーツを個別に回転、拡大・縮小、移動させられる。iPhoneを振ると、パーツが顔から滑り落ちてのっぺらぼうになる。NullFaceでデザインした顔写真はメールで送れる。

 記者も試したところ、パーツの位置を変えるだけで自分の顔が別人のように変身した。目を拡大してプチ整形気分を味わおうと思ったが、拡大しすぎて輪郭からはみだしたため、宇宙人のようになり大失敗だった。

画像 記者の顔が悲惨なことに。ボタンにタッチするだけで馬や宇宙人っぽい顔に変えられる機能も

 その顔写真をメールで送り、PhotoSpeakで使ってみた。大きな目がギョロリと動き、まばたきする様子は、自分の写真ながら相当気持ち悪い。PhotoSpeakを知らない友人たちに見せると「不気味すぎる」「夢に出てきそう」と言われて散々だったが、飲み会などで披露すれば盛り上がりそうだ。

 MotionPortraitで3Dアニメ化した女の子のキャラが、曲に合わせてダンスしたり、歌詞に合わせて口を動かすアプリも開発中だ。デモ版を見せてもらったところ、アップテンポの曲に合わせてキャラが動くたびに、おっぱいが“ぷるんぷるん”と揺れていたのが印象的だった。記者は公開を心待ちにしている。

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