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富士通、PFUを完全子会社化

» 2010年02月01日 07時00分 公開
[ITmedia]

 富士通は1月29日、子会社のPFU(石川県かほく市)を4月1日付けで完全子会社化すると発表した。富士通グループのスキャナビジネスをPFUに集約するなど、連携と相乗効果を高める。

 世界シェア50%超のPFUのスキャナ事業を強化するほか、保守サービスや仮想化システム構築事業の位置付けを富士通グループ内で最適化し、グループの競争力を高める。富士通のサービスとPFUのスキャナなどを組み合わせた新ビジネスなども検討する。

 富士通はPFU株式の78.59%を保有。2位株主は16.31%を保有する内田洋行。完全子会社化は株式交換方式で行い、PFU株1に対し富士通株44.7株を割り当てる。

 PFUは1960年に「ウノケ電子工業」として創業、69年に「ユーザック電子工業」に社名変更し、「USAC」ブランドのオフコンなどを製造。72年、ユーザックと当時の親会社だった内田洋行、富士通が提携し、87年にユーザックとパナファコムが合併して現社名になった。2009年3月期の売上高は1012億円、純利益は14億円。

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