ITmedia NEWS > セキュリティ >
セキュリティ・ホットトピックス

Chromeブラウザの脆弱性情報に500ドルの報酬、Googleが新制度

» 2010年02月01日 07時05分 公開
[ITmedia]

 米Googleは、Chromeブラウザのセキュリティ強化に向けて社外からの情報提供を促すため、新たな脆弱性を発見・報告した研究者に報酬を支払う制度を試験的に開始したと発表した。

 同社のChromiumブログによると、この制度ではGoogle Chromeに存在する興味深い脆弱性、独自に発見した脆弱性情報を寄せてくれた研究者を選考委員会で選び、報酬を支払う。

 選考の対象となるのは同社の専用サイト「Chromium bug tracker」を通じて寄せられた情報。基本報酬はMozillaと同じ500ドルで、危険度が極めて高い、または極めて優れた情報だと判断した場合は1337ドルを支払うとしている(訳注:「1337=elite」という良い意味でのスーパーハッカーを指す俗語)。Chrome本体のほか、デフォルトで組み込まれているGoogle GearsなどのGoogle製プラグインも対象となる。

 Google Chromeのコードや動作の検証にかかわる人数が増えるほど、ユーザーにとっての安全性が高まると同社は述べ、これまでにChromeのセキュリティに貢献してくれた研究者はもちろん、新たな参加者も歓迎すると呼び掛けている。

関連キーワード

Google Chrome | セキュリティ | 脆弱性


関連ホワイトペーパー

Google(グーグル) | 脆弱性


企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.