GoogleのWebブラウザの正式版「Chrome 4」では、1500以上の拡張機能が利用できるようになった。JavaScriptの実行速度は42%高速化した。
米Googleは1月25日、Webブラウザ「Google Chrome 4」のWindows向け安定版をリリースしたと発表した。Googleのサイトからダウンロードできるほか、Chrome安定版ユーザーには向こう数週間のうちに自動アップデートの通知が届く。
主な変更点は、拡張機能とブックマークの同期機能への対応だ。拡張機能は2009年12月からChromeのβ版向けに提供されており、現在1500以上の拡張機能がギャラリーに登録されている。
ブックマーク同期機能では、複数のPCでブックマークを同期できる。同じGoogleアカウントでログインしているPCで、1台のPCで追加や修正をするとほかのPCでそれを自動的に反映させることができる。
開発者向けの新機能としては、LocalStorage、Database API、WebSocketsなどのHTML5 APIに対応した。
また、JavaScriptの実行速度が向上し、MozillaDromaeoのDOM Coreテストで、Chrome 3の安定版より42%高速になったとしている。
拡張機能およびブックマーク同期機能は、Mac向けβ版にも間もなく使えるようになるという。拡張機能はLinux向けβ版でも利用できる。
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