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体組成計にSDカードでデータ蓄積 タニタ、日本初の新製品

» 2010年02月24日 18時23分 公開
[小笠原由依,ITmedia]
photo BC-309(左)とBC-569

 タニタは2月24日、SDメモリーカードでデータを自動保存できる日本初の体組成計「BC-309」「BC-569」の2機種を4月に発売すると発表した。体重や体脂肪率などのデータを自動的に蓄積し、PCソフトで管理できる。

 BC-309/569は、SDカードを使ってPCとの連携が可能。乗るだけで電源が入るステップオン機能、体の電気抵抗や体重を元に測定者を判別する自動認識機能を搭載。あらかじめユーザー登録をしておけば、電源オンから個人の識別、データの測定・保存までを自動でできる。

 体重、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝量など9つの項目を測定可能。SDカードに保存された測定データはPCに取り込み、付属ソフトで管理できる。

 専用USBメモリを利用してPCと連携を取れるモデルは従来もあったが、市販のUSBメモリが使えなかった。新製品は手軽に扱えるSDカードに対応。いずれもオープン価格で、実売予想価格は、高機能モデルのBC-309が1万8000円、エントリーモデルのBC-569が1万3000円。

 BC-309は、サイズが320(幅)×291(奥行き)×37(高さ)ミリで重さは約2.5キロ。カラーはパールホワイトとダークグレーの2色。BC-569のサイズは、330(幅)×327(奥行き)×36(高さ)ミリで、重さは約1.5キロ。ホワイトをベースにグリーンアクセントを加えた1色展開。


photo BC-750のカラーは5色

 20〜30代の女性をターゲットにした体組成計「BC-750」も4月1日に発売する。角の取れた柔らかなデザインを採用し、ローズピンク、サクラピンク、シトラスグリーン、コットンホワイト、ウッドブラウンの5色をそろえた。「若い女性に、『きゃー! かわいい!』と言ってもらいたくて開発した」(同社ベストウェイト事業部の下村美由紀さん)という。

 体重、体脂肪率、内臓脂肪レベルなど9項目を測定できるほか、女性のホルモンバランスを元にダイエットに適した時期を知らせる「女性ダイエットモード」、ダイエットの際に目標体重を設定できる機能を搭載。デザインだけでなく機能も充実させたという。

 サイズは266(幅)×226(奥行き)×34(高さ)ミリの「女性が乗ると足で隠れるサイズ」。重さは900グラムと軽量・コンパクトに抑えた。オープン価格で、実売予想価格は1万500円。雑貨店やインテリアショップなどでも販売する予定だ。

 従来ユーザーには40代の女性が多かったというが、PCと連携できるモデルや、若い女性をターゲットにしたモデルを投入し、新規需要を掘り起こす。「体組成計市場は低迷し、デフレに陥っているが精度や付加価値を追求して価格は下げずに提供する」(ベストウェイト事業部の内田利典部長)としている。

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