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Gmailに不正ログインを警告する新機能、アカウント乗っ取りを防止

» 2010年03月25日 09時23分 公開
[ITmedia]

 米Googleは3月24日のブログで、メールサービスGmailのアカウントが他人に乗っ取られるのを防ぐため、不審なログインを検出するとユーザーに知らせる新機能を導入したと発表した。

 この新機能ではGoogleが記録しているIPアドレスを使い、ログインしてきたユーザーの所在地をチェックする。特定の国からログインした数時間後に別の国からログインしたような場合、Gmailの画面に「Warning: We believe your account was last accessed from Poland」(警告:あなたのアカウントがポーランドからアクセスされました)といった警告メッセージを表示する。

警告画面のイメージ

 「Details」(詳細)のリンクをクリックすると、どこの国からいつアカウントにアクセスされたかといった情報が表示される。不正利用されていることが分かった場合、この画面でよその国からのセッションを中断させたり、パスワードを変更することが可能。例えば家族が海外からアクセスしているなど、問題がない場合は「Dismiss」(取消)をクリックすれば警告メッセージは消える。

 ただしこの警告機能はセキュリティのベストプラクティスに代わるものではないとGoogleはくぎを刺し、ユーザーは自分の情報を守るための安全策を取ってほしいと呼び掛けている。

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