NTTドコモは5月18日、FOMA回線への接続が可能なモバイルWi-Fiルータをバッファローが発売することを明らかにした。バッファローは25日に詳細を発表する予定。
製品名は「ポータブルWi-Fi」。3Gと無線LAN、有線LANでネット接続でき、外出先では3Gと公衆無線LANで、自宅ではADSL/FTTHでネット接続するといった使い方が可能だ。サイズは約95×64.4×17.4ミリ、重さ約105グラム。バッテリー駆動時間は通信時で連続6時間という。
3GはドコモFOMA回線のみ対応するという。販売は量販店などのほか、一部のドコモショップで6月下旬から行う。
NTTドコモは同製品の発売に合わせ、データ通信専用料金プラン「定額データプラン」の新規契約(2年間継続利用)を対象とした割引キャンペーンを実施する。6月1日〜9月30日のキャンペーン期間中に新規で申し込んだ場合、申し込みから1年間、月額利用料金の上限額を1575円割り引く。
同社が示した参考例によると、「定額データプランスタンダード(バリュー含む)」と定額データ スタンダード割」(2年間継続利用が条件の割引サービス)で申し込んだ場合、申し込みから1年間の上限月額料金は4410円になる。
NTTドコモの新端末発表会で、同製品を披露した山田隆持社長は「モバイルルータでドコモのFOMAネットワークを利用してもらいたい」と話した。
同製品は、NTTグループで無線LANサービスを展開するNTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)と共同開発した。プロトタイプを使って昨年8月下旬〜10月末に「PWR」(Personal Wireless Router)トライアルを実施し、約500人のモニターが参加。結果を踏まえて同年末に発売する予定だったが、「性能・品質を確保するため」として延びていた。
25日にはバッファローとNTTBPが合同で発表会を開く。一部で報道された、NTT東日本がユーザーに月額500円で貸し出すというモバイルルータも同じものとみられる。
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