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サーバ60万台の大規模データセンター、さくらインターネットが北海道に新設

» 2010年06月22日 07時00分 公開
[ITmedia]

 さくらインターネットは6月21日、クラウドコンピューティングに特化した大規模データセンター(DC)を2011年秋の完成を目指して北海道石狩市に新設すると発表した。東京ドームの約1.1倍という敷地を確保し、最終的には60万台以上のサーバが稼働できるという。

photophoto 500ラックを収容する第1期棟と、8棟(4000ラック)完成時のイメージ

 国内では少ない郊外型の大規模DCとすることでコストを下げる。東京23区内に建設した場合と比べ、新DCのコストは半分以下にまで下げられるという。

北海道の寒気を利用する「外気冷房」を本格的に導入し、PUE値(Power Usage Effectiveness=DC全体の消費電力/IT機器の消費電力)で1.11という環境配慮型DCを目指す。

 まず500ラックの第1期棟(1ラック160台)で稼働を開始するが、最終的には8棟・最大4000ラックまで増設可能という。第1棟は11年春に着工し、秋に完成。冬から運用を開始する計画だ。

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