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ドコモとDNP、電子書籍サービスを秋に開始

» 2010年08月04日 16時37分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモと大日本印刷(DNP)は8月4日、携帯端末向け電子出版サービスを、今秋をめどに開始すると発表した。コンテンツの収集から配信、電子書店の運営まで手掛けるサービスを検討。コンテンツの海外配信も想定している。

 書籍やコミック、雑誌、新聞など10万点を超える電子出版コンテンツを収集、電子化、販売。ドコモの携帯電話やスマートフォン、タブレット型端末、電子書籍端末などに対応させる。

 ドコモユーザーを核としてサービス展開。丸善やジュンク堂、文教堂といったDNPグループのリアル書店、オンライン書店「bk1」とも連携する。

 紙の書籍と電子出版コンテンツのハイブリッド型サービス普及を目指し、「オープンなプラットフォームを目指して構築する」としている。

 秋のサービス開始を目指し、両社で共同事業会社の設立を検討。出版社や端末メーカーに協力を依頼しており、講談社や小学館、NEC、LG Electronics Japan、韓国Samsung Electronicsが賛同している。

 電子書籍をめぐっては、KDDIが凸版印刷、ソニー、朝日新聞社と共同で新会社を設立し、端末やサービスを準備。ソフトバンクモバイルはiPadを販売し、子会社で雑誌の電子配信「ビューン」を始めるなど、携帯キャリアが取り組みを本格化している。

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