情報処理推進機構は、夏季休暇における情報セキュリティ対策の注意点を発表した。「ワンクリック請求」での注意点やUSBメモリの安全な使用方法、ボットネット対策についても解説した。
企業のシステム管理者に向けた注意喚起の内容は次の通り。
企業のPC利用者に向けた内容は次の通り。
家庭でPCを利用する場合の注意点は次の通り。
夏季休暇には、アダルトサイトなどで「ワンクリック請求」の被害に遭う可能性が高まる。ワンクリック請求では個人を特定できると脅す場合があるが、IPAは入会登録画面や請求書画面などに表示されるIPアドレスやプロバイダ名などの情報からは、個人を特定することはできないため、とにかく「無視」することが大事。金銭を振り込んだり、記載された問い合わせ先に安易に連絡したりしないよう注意を呼び掛けた。
近年はUSBメモリをPCに接続してマルウェアに感染する被害も多発している。ユーザーが管理していないものや所有者不明のものはPCに接続しないこと、不特定多数が利用するPCにはユーザーのUSBメモリを接続しないことが重要だという。ボットネット対策を担当する「サイバークリーンセンター」によれば、6月だけで約11万個のボット検体を収集するなど、多くの被害が確認されるという。IPAはサイバークリーンセンターが提供する無償の駆除ツールを利用して、感染がないか確認してほしいとしている。
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