ディー・エヌ・エー(DeNA)が2月1日に発表した10〜12月期連結決算は、売上高が前年同期比153%増の295億円、営業利益が同182%増の147億円と、それぞれ5四半期連続で過去最高を記録した。
経常利益は180%増の148億円、純利益は173%増の82億円。「モバゲータウン」のソーシャルゲームが「きわめて順調」(南場智子社長)だった。2011年3月期通期の業績予想は、売上高1130億円、営業利益が555億円、純利益が307億円の見通し。
ソーシャルゲームをめぐっては、子どもなどがゲームアイテムを大量に購入し、高額請求を受けてトラブルになっている――という報道もあるが、「そういったクレームはモバゲーでは少なく、クレームがあった場合も1つ1つ徹底的に、丁寧に対応している」と南場社長は話す。
公正取引委員会の立ち入り調査には「法令に反する事実があったとは思っていないが、調査には全面的に協力する。疑いがもたれないよう、改善も進めている」と、従来と変わらないスタンスを改めて説明した。
昨年12月には人気ゲーム「怪盗ロワイヤル」をプレイできるスマートフォン版を公開。「ARPU(ユーザー1人当たりの売上高)は携帯ユーザーと同等で、たしかな手応えを得ている」という。今後は、スマートフォン対応と国際化を加速していく。
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