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東芝、営業利益が1.9倍に フラッシュメモリ需要拡大で電子デバイス黒字に

» 2011年05月09日 19時27分 公開
[ITmedia]

 東芝が5月9日発表した2011年3月期の連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前期比1.9倍の2402億円になり、最終損益は黒字に転換した。

 売上高は1.7%増の6兆3985億円。税引き前利益は約5.7倍の1955億円、最終損益は1378億円の黒字(前期は197億円の赤字)。

 デジタルプロダクツ部門では、テレビなどの映像事業が国内、新興国の販売台数増で増収となり、PC事業もアジアを中心に販売台数を伸ばし、国内外とも増収になった。ただ、映像事業は黒字を確保したものの震災や為替の影響で利益は伸び悩み、同部門の営業利益は81億円減の132億円にとどまった。

 電子デバイス部門はスマートフォンやSSDの需要拡大でフラッシュメモリが好調、営業損益は1072億円改善し、868億円の黒字に転換した。

 今期見通しは、売上高が7兆円(9.4%増)、営業利益は3000億円(24.9%増)、税引き前利益が2400億円(22.7%増)、最終利益が1400億円(1.6%増)。

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