日本マイセロと東芝テックは、屋内地図ナビゲーションサービス「Micello Indoor Maps」を「ワイヤレスジャパン2011」(東京ビッグサイト、5月27日まで)に参考出展している。ショッピングモールなどのフロアマップをスマートフォンなどで表示でき、店舗の情報も提供するなどして買い物客の利便性を向上させる。iPhone/Android端末向けにテスト版アプリを無料配信しており、機能を強化した正式版を年内にリリースする予定。
同サービスでは単にフロアマップを表示するだけでなく、施設内の店舗の詳細な情報を表示したり、施設内で開催中の行事などをポップアップで表示することもできる。また「正式リリースまでには他の地図情報サービス事業者などと提携し、たとえばGoogleマップや食べログなどのような外部のサービスからでも屋内地図を見られるようにする」(日本マイセロの野澤裕社長)という。
日本マイセロは、米国内で屋内地図ナビゲーションサービスを手掛ける米Micelloの日本法人として2010年に設立した。米国内ではすでに1000以上の施設のフロアマップ表示に対応している。
野澤社長は「米国と日本では違うやり方をとる必要がある」と話す。「米国では勝手にフロアマップを作ってどんどん出すというビジネスモデル。しかし権利関係の厳しい日本では、POSシステムの開発などで商業施設とのつながりを持つ東芝テックと共同で提携企業を増やしていきたい」(野澤社長)としている。
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