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米公共放送のWebサイトに不正アクセス、WikiLeaks番組に対する抗議か

» 2011年05月31日 07時49分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米国の公共放送局PBSの番組情報サイトがハッキングされ、架空のニュース記事が掲載される事件が起きた。PBSはTwitterで、掲載された記事の内容を繰り返し否定するなど対応に追われている。

 PBSは5月30日、この事件について報じた記事を自社サイトに掲載した。それによると、29日遅く、PBSのWebサーバに何者かが不正アクセスし、同社のニュース番組のブログに架空のニュースを掲載した。具体的には、「トゥパック・シャクールが実は生きていた」などとするでっち上げの記事が掲載されたという。シャクールは1996年に死去した伝説的なミュージシャン、「2パック」の本名。

 PBSはこれに先立ちTwitterでも番組サイトがハッキング被害に遭ったことを明かし、問題のニュースについては「あれはPBSの記事ではありません」と繰り返した。「視聴者の個人情報や電子メールアドレスの流出はなかった」とも強調している。

 ハッキングを仕掛けたのは「LulzSec」を名乗るグループ。Webサイトに掲載された声明では、告発サイトのWikiLeaksについて取り上げたPBSのドキュメンタリー番組「WikiSecrets」を批判しており、番組に抗議して攻撃を仕掛けたとみられる。

 不正アクセスに使われたセキュリティ問題については30日現在、PBSの技術者が対応に当たっているという。

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