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自民党がWebサイトやメールの悪用対策を導入へなりすましを防止

» 2011年06月01日 13時59分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 自由民主党(自民党)は、6月1日に実施したWebサイトリニューアルの一環として、同サイトや発信するメールが正規のものであることを証明するサービスを同月中旬に導入する。提供元の日本ベリサインが発表した。

 自民党が導入するのは、SSLサーバ証明書の「ベリサインEV SSL証明書」とメールの改ざん検知ソリューション「ベリサイン セキュアメールID」。ベリサインEV SSL証明書では、導入サイトを利用者が表示した際に、Webブラウザのアドレスバーが緑色に変化し、当該サイトが正規のものであることを知らせる。ベリサイン セキュアメールIDでは、配信されたメールが正規のものであることを暗号技術で用いて証明する。自民党になりすました第三者による不正行為を抑止するのが狙いだ。

 ベリサインによれば、公職選挙法の改正で選挙期間中に禁止されているWebやメールを使った政党や候補者などの情報発信が、将来的に可能になることが見込まれる。自民党は、法改正も視野にセキュリティ対策の一環としてベリサインのサービスの採用を決定したとしている。

導入イメージ

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