米調査会社IDCが7月28日(現地時間)に発表した世界携帯電話市場に関する調査結果によると、第2四半期(4〜6月)の携帯電話の出荷台数は、前年同期比11.3%増の3億6540万台だった。スマートフォン以外の、いわゆる「フィーチャーフォン」の出荷台数は2009年第3四半期以来初めて前年同期比で減少した。
フィーチャーフォンの出荷台数減少の主な原因は、米国や日本、西欧などの成熟市場でユーザーによるスマートフォンへの移行が急速に進んでいることだという。
メーカー別の出荷台数ランキングは前期(1〜3月期)と変わらず、1位がフィンランドのNokia、2位が韓国のSamsung、3位が韓国のLG Electronics、4位が米Apple、5位が中国のZTEだった。順位は変わらないが、シェアではNokiaが9.6ポイント、Samsungが0.2ポイント、LG Electronicsが2.5ポイント減少しており、Appleが3ポイント、ZTEが0.8ポイント伸ばしている。Appleの出荷台数の伸びは141.8%と群を抜いた。同社は今秋にiPhoneの新モデルを発売するとみられている。
順位 | 社名 | 2Q11出荷台数 | 2Q11市場シェア(%) | 2Q10出荷台数 | 2Q10市場シェア(%) | 出荷台数伸び率(%) |
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1 | Nokia | 88.5 | 24.2 | 111.1 | 33.8 | -20.3 |
2 | Samsung | 70.2 | 19.2 | 63.8 | 19.4 | 10.0 |
3 | LG Electronics | 24.8 | 6.8 | 30.6 | 9.3 | -18.9 |
4 | Apple | 20.3 | 5.6 | 8.4 | 2.6 | 141.8 |
5 | ZTE | 16.6 | 4.5 | 12.2 | 3.7 | 36.0 |
その他 | 145 | 39.7 | 102.3 | 31.2 | 41.7 | |
合計 | 365.4 | 100.0 | 328.4 | 100.0 | 11.3 | |
(資料:IDC) |
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