在京民放キー局5社と電通は8月3日、インターネット対応テレビ向けに、番組を有料配信するビデオオンデマンド(VOD)サービスを来年度以降、共同で展開すると発表した。テレビ離れが進む中、「地上波放送でのリアルタイム視聴を促進し、番組視聴時間を拡大する民放独自のVODサービス」を目指すという。
VODで視聴機会を増やし、「リアルタイム視聴につなげる流れを作り出す」のが狙い。サービス開始時期は6社で詰めるが、2012年度から試験的にスタートする計画。タイトルから探す既存のVODサービスとは異なり、「簡単で誰でも使えるユーザーインタフェースを開発」し、スマートフォンやタブレット端末などにも対応させる考え。
6社は「テレビの価値を向上させるという共通認識」のもと、「より多くの視聴機会を提供することで視聴者層を拡大し、テレビ番組のファンを増やそうとするもの」だとしている。
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