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» 2011年09月06日 16時26分 公開

「足あと」改変の反対の声は「重い」とmixi 慎重にチューニングへ(2/2 ページ)

[岡田有花,ITmedia]
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一部ユーザーが猛反発 署名は「むちゃくちゃ重たい」

 6月のリニューアル直後から、足あと機能を愛するユーザーから猛反発が起きた。大きな変更にもかかわらず、告知は1週間前と直前で、意図の詳しい説明は、同社のブログや一部のネットニュースサイトで行ったのみ。ユーザーに十分に伝わっているとは言い難く、騒動に拍車をかけた。「ユーザーとのコミュニケーションの仕方が未熟で、その後の対応も悪かった」と、同社の原田明典副社長は反省する。

 改変に反対するユーザーの主な理由は、「日記を読みに来た人が分からず、つまらない」「誰がいつ来たのか分からなないのは不安」「足あと経由で新しいマイミクに出会えない」など。元に戻してほしいと訴える署名が約1万7000件、紙のファイルにまとめられ、ミクシィに届いた。約1万7000もの実名の署名は、「むちゃくちゃ重たい」と原田副社長は話す。

「できるだけ多くの声に応えたい」

画像 笠原社長

 ユーザーからの反発を受けて8月30日、「先週の訪問者」の更新頻度を、現在の1週間から5日に変えると発表。10月上旬には、コミュニティ経由での訪問者を表示できるようにする予定だ。

 一気に元に戻すなどドラスティックな変更は行わず、徐々に変更し、慎重にチューニングしていく。「戻してほしいという人もいれば、今のままがいいという人、先週の訪問者の機能自体がいらない人もいる。全体のバランスをみながら、最適化していきたい」(笠原社長)

 機能変更による日記の回遊率の変化や「イイネ!」が付く割合などを見ながら、調整の可能性を探っている段階。足あとが付かなくなった分、「イイネ!」を積極的に押して訪問の証拠を残すなど、足あと以外のコミュニケーション量が増えてきているという。「ユーザーのニーズはバラバラなので、1つ1つひもとき、課題を抜き出してつぶし、できるだけ多くの声に応えていきたい」(原田副社長)

 足あと改変の反対署名には、「勇気をもらった」(原田副社長)部分もあるという。足あと廃止に反対する声は、裏返せば、旧来のmixiを心地良く感じ、愛してくれたユーザーの声。コミュニティからの足あと復活を求めるユーザーは、mixiをプライベートな利用にとどめず、よりパブリックな交流の場として活用してきたユーザーでもある。同社はパブリックな交流を「タウン」と再定義し、その第1弾として「mixiページ」をリリースしたばかり。コミュニティやニュースのリニューアルなど、パブリックな交流を促進する機能を今後も強化していく。

岡田有花

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元ITmedia News記者。現在はWebベンチャーのロケットスタートで、暮らしのレシピサイト「nanapi」運営に携わる。Twitterアカウントは@yukatan。著書に「ネットで人生、変わりましたか」。


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