米Appleは10月11日、iOS 5とiCloudサービスの提供開始を前に、メディア管理ソフトの更新版となる「iTunes 10.5」をMac OS XとWindows向けにリリースした。このうちWindows版では深刻な脆弱性が多数修正されている。
同社のセキュリティ情報によると、Windows版のiTunes 10.5ではCoreFoundation、ColorSync、CoreAudio、CoreMedia、ImageIOおよびWebKitに存在する脆弱性に対処した。
このうちの多数を占めるWebKitのメモリ破損問題では、iTunes Storeの閲覧に際して中間者攻撃を仕掛けられ、任意のコードを実行される恐れがある。その他にも、細工を施した画像や音声コンテンツなどを使って悪用される恐れのある深刻な脆弱性を多数解決した。
なお、これら脆弱性の一部はMac OS X LionとMac OS X v10.6も影響を受ける。これについてAppleは、「Mac OS X Lion v10.7.2」および「セキュリティアップデート2011-006」で解決するとしている。
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