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AppleのApp Storeに不正アプリが混入

» 2012年01月24日 07時47分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleの公式アプリケーション販売サービス「App Store」に、人気アプリケーションを装った不正なアプリケーションが紛れ込んでいるのが見つかった。iPhoneの写真ブログ「iPhoneography」が1月21日付で伝えている。

 それによると、App Storeに混入していたのはiPhoneとiPad向けの人気アプリ「Camera+」を装った不正アプリ。iPhoneographyのブログを運営しているグリン・エバンズ氏が同日、App Storeで新しい写真関連のアプリを探していて発見したという。

 問題のアプリは「Pursuit Special」という開発者名で提供され、正規のCamera+と同じアイコンと名称を使用。「THE MOST AMAZING CAMERA+ VERSION YET」という説明が付いていた。不審に思ったエバンズ氏は、正規のCamera+の開発元であるtaptaptapに連絡し、Pursuit Specialのアプリが偽物であることを確認。「このアプリを買ってはいけない」とブログで警告した。

 Appleはその日のうちに対処したとみられ、エバンズ氏は同日の更新情報で、問題のアプリがApp Storeから削除されたと報告している。

 App Storeで提供されているアプリは個々にAppleの事前審査を経ていることから、一般に安全度が高いとみられている。しかしエバンズ氏によれば、今回とまったく同じ不正アプリが最近、別の名称で混入していたことも分かったという。「Appleの承認審査では一体何をやっているのか」と同氏は疑問を突き付けている。

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