佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は8月24日、個人ブログ「武雄市長物語」のエントリーで同氏の住所録データ(名前と住所)がインターネット上に流出したことを明らかにした。「この場を借りて、関係者の皆さんには深くお詫びします」で謝罪している。
それによると、流出したデータは2年前の年賀状用の住所録といい、同氏が「Yahoo!ブリーフケース」にアップしていたもの。Twitterでインターネット上に公開されていると指摘があり、樋渡市長は「誤って設定を、非公開とするはずを公開にしていました」と説明した。現在は全てのデータを削除している。
さらに、Flickr上でもアップした私的な写真などを誤って公開設定にしていたことも明らかにした。こちらも非公開設定に改めたという。
樋渡市長は情報漏えいについて、「動かざる事実ですので、重ねて関係者の皆さんにお詫びします。反省しています」とし、「今後、一層注意してflicker(原文ママ、正しくは「Flickr」)を含むクラウドサービスは使っていきたいと思います」とのコメントを掲載。「住所録、写真に関して、入手された皆さんにお願いですが、ぜひ、廃棄をお願いします。ご迷惑かけますが、よろしくお願いいたします」と要望している。
なお、年賀状用の住所録が公職選挙法の「あいさつ状の禁止」に違反しているのではないかという指摘もあり、樋渡市長は「答礼のための自筆によるもの」として、違反事項には当たらないと反論している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR