NTTドコモが10月11日に発表した端末の冬モデルは、スマートフォン9機種、タブレット1機種、iモードケータイ4機種などをラインアップ。スマートフォン全機種で、下り最大100MbpsのLTEサービス「Xi」に対応した。ケータイを含む多彩なラインアップと独自のコンテンツやサービスで、「どんなニーズにもお応えできる」と加藤薫社長は胸を張る。
スマートフォンは、グローバルモデルの「Xperia V」に、おサイフケータイなど日本独自機能“全部入り”にした「Xperia AX SO-01E」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)、Android 4.1を搭載した「GALAXY S III α SC-03E」(韓国Samsung Electronics製)、IGZOディスプレイを搭載した高画質な「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」(シャープ製)、5.5インチの大画面ディスプレイを備えた「GALAXY Note II SC-02E」(Samsung製)など。タブレットは、1万mAhの大容量バッテリーを備えた「ARROWS Tab F-05E」(富士通製)を用意した。
「LTEの先駆者として、Xiのノウハウを蓄積してきた」という同社は、LTEサービス「Xi」のサービスエリアで政令指定都市を100%カバー済み。基地局建設ペースを予定より速め、来年3月までに2万3000局、人口カバー率75%を達成する計画だ。Xiの下り最大100Mbps対応も、今年11月から来年3月末にかけて実施。東名阪を除く主要都市の一部地域で対応する。11月からは、従来の2GHz帯に加え、1.5GHz、800MHz帯での運用をスタートする予定だ。
スマートフォン向けコンテンツも充実させる。「dマーケット」には新たに、ソーシャルゲームやショッピングを追加。スマートフォン向け番組が見られる「NOTTV」は、「ワンピース」劇場版のオリジナルプレストーリーを配信するなどコンテンツを強化する。音声エージェントサービス「しゃべってコンシェル」は、これまでの羊のキャラクターに加え、「ちびまる子ちゃん」や、鷹の爪団の「吉田くん」、お笑い芸人の渡辺直美さんなど、好きなキャラを選んで利用できるようにする。
サービス面も強化。「ドコモクラウド」では、電話帳をクラウド上で管理し、メールアドレスの変更があった際などに友人に一斉通知できる機能や、友人のTwitterやFacebookへの書き込みを電話帳の「タイムライン」で確認できる機能などを追加するほか、スマートフォン向けメールサービス「SPモードメール」もクラウド化し、「ドコモメール」に改名する。NFC対応機種では、従来からのおサイフケータイ機能に加え、家電やポスターなどにかざして情報を取得できる「かざしてリンク」機能を提供する。
就任後初めて大型発表会に臨んだ加藤社長は「スマートフォンの普及に伴い、通信事業者やメーカー、サービス事業者間の競争が激化している。スマホを手のひらのパートナーに進化させ、暮らしをより便利に効率的にしたい。LTEの先駆者として、生活に合った端末やサービスを提供する」と意気込んでいる。
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