米Hewlett-Packard(HP)は4月8日(現地時間)、データセンター向け省電力小型サーバ「HP Moonshot」を発表した。同日米国で発売された。
Moonshotは“software defined server”で、従来のサーバより89%の省電力、80%の省スペース、77%のコスト削減を実現するという。
「HP ProLiant Moonshot Server」は、ハードカバーの書籍程度のサイズ。米IntelのAtom S1260(2.0GHz)を搭載し、ストレージはSATA HDDあるいはSATA SSD。
サーバを搭載するシャーシ「Moonshot 1500 Chassis」は4.3Uで、45台のサーバを搭載できる。1台の47Uラックに1800台までのサーバを収納できるとしている。
メグ・ホイットマン社長兼CEOは発表文で「HP Moonshotは、インフラ経済を変革する新しいITのスタイルの始まりであり、(現在ネットワークに接続しているおよそ100億台の端末に加わる)200億台の端末をサポートする基盤を構築する」と語った。
HPは現在、ホイットマン氏の下で経営再建の只中にある。2月21日に発表した第1四半期の決算は、売上高は前年同期比6%減だったが、リストラ策などが奏功し、3四半期ぶりの黒字となった。
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