企業のサーバ設置数は減少傾向 高集約化やクラウド利用が進展――IDC調査

2012年の企業内データセンターのサーバ設置台数は111万6200台と、前年を3.0%下回ったという。

» 2013年02月19日 15時02分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは2月19日、国内サーバ設置台数(インストールベース)に関する調査結果を発表した。2012年末時点の総設置台数は273万7000台で、2011年末時点(276万3500台)を1.0%下回った。

photo 国内のサーバ設置台数構成比、2012年末時点:設置場所別(出典:IDC Japan)

 特に、企業内データセンターのサーバ設置台数は111万6200台と、前年(115万400台)を3.0%下回る結果に。また、データセンター外(オフィススペースや店舗のバックヤードなど)のサーバ設置台数も前年比4.6%減の63万6500台となった。

 一方、ホスティング事業者、コンテンツ配信事業者、ネットワークサービス事業者といった事業者データセンターのサーバ設置台数は98万4300台と、前年比4.0%のプラスとなった。同社はこれらの背景として(1)ユーザー企業でのサーバ集約化、(2)ITリソースの「所有」から「利用」へのシフトに伴うサービス事業者のサーバリソース利用効率の向上、(3)ユーザー企業の合併や倒産による、購入主体および営業拠点の減少――などを挙げている。

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