DMM.comは7月3日、ユーザーが自作した3Dモデルデータを、3Dプリンタで出力して届けるサービス「DMM 3Dプリント」をスタートした。素材によっては数千円程度と低価格で利用でき、チタンやシルバーなど金属の出力も可能。「日本国内のものづくり革命を強力に支援する」としている。
アクリル樹脂やポリアミドといった樹脂素材、シルバー、チタンなどの金属素材、フルカラーで出力できる石膏などから素材を選び、プロ向けの高性能プリンタで出力する3Dプリントサービス。
ユーザーがプリントしたい3Dデータをアップロードすると、出力に問題ないかなどを同社がチェックし、見積もりを提示。見積もりを確認した上で素材・個数を選び、決済する。決済後7〜9日で3Dモデルが届く。送料は無料。第三者の知的財産を侵害するものや、武器や凶器に使用できるもの、公序良俗に反するものなどは出力できない。
「海外サービスと同等価格を目指した」としており、素材や形状によっては数千円程度の低価格で利用できる。サイトには、ナイロン製のピアス1600円、フルカラー石膏フィギュア2600円といった例が、低価格な出力例として掲載されている。素材によっては最大580(縦)×750(横)×380(奥行き)奥行きの大型造形物の出力も可能だ。
専用のプリンティングセンターを、東京・西麻布のシェアオフィス「NOMAD NEW'S BASE」に開設。工業製品も出力できる高性能・高品位のプリンタを複数台設置しており、専門スタッフのサポートを受けながらユーザー自ら3Dプリントに取り組めるという。
プリンティングセンターの運用・管理は、NOMAD NEW'S BASEを運営するベンチャー企業のnomadが行う。サービスの企画・システム構築にはチームラボの協力を得ている。
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