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Androidを狙う「マッドウェア」アプリ、Google Playで急増

» 2013年10月31日 08時07分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Symantecは10月29日、Androidを狙った不正アプリの現状に関する2013年1〜6月期の報告書を発表した。特に迷惑広告などを表示する「マッドウェア」の急増に警鐘を鳴らしている。

 同社では、ターゲット広告表示の目的で使われる「広告ライブラリ」を利用してユーザー情報を収集し、個人情報を流出させたり、通知バーへの広告表示、広告アイコンの作成、Webブラウザのブックマーク変更といった迷惑な挙動をするアプリを「マッドウェア」と定義する。

 マッドウェアは2010年以降、着実に増え続けており、「Google Play」で配信されているアプリに占める割合は2013年1〜6月期に23%を超えたという。

マッドウェアの割合(Symantecより)

 2013年末までには、Google Playで配信される無料アプリの4分の1をマッドウェアが占めるようになると同社は予想する。

 一方、Androidを狙ったマルウェアも急増していて、既知のマルウェアサンプル数は2013年6月の時点で約27万5000件に到達、前年同月に比べて4倍に達したと報告している。

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