米Microsoftは3月25日(現地時間)、クラウド構築サービス「Windows Azure」の名称を「Microsoft Azure」に改称すると発表した。
変更は4月3日に実施する。同社は4月2日〜4日の3日間、米カリフォルニア州サンフランシスコのモスコーニセンターで年次開発者会議「Build 2014」を開催する。
Microsoftは公式ブログで、「この名称変更は、顧客のためのパブリッククラウドプラットフォームとしてのAzureについてのMicrosoftの戦略を反映する」としている。
Windows Azureは、Microsoftが2009年11月にリリースし、2010年1月から商用サービスとして提供しているクラウドサービス。
立ち上げ段階ではクラウドOSのWindows Azure上でアプリケーションをホスティングするサービスだったが、その後仮想マシン(VM)上でLinuxを稼働させることも可能になった。また、Oracleのデータベースや、Python、Ruby、Node.js、Java、Hadoopなどの開発ツールも使える。ブランドに「Windows」を冠することは、サービスのこうした柔軟性を体現できていないだけでなく、混乱を呼んでいた。
「今日のモバイル重視、クラウド重視、データ駆動の世界において、顧客はあらゆるニーズに応えるパブリッククラウドプラットフォームを求めており、それがMicrosoft Azureだ」とMicrosoftは説明する。
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