理化学研究所は9月4日、「STAP細胞」論文に関する新たな疑義について本調査を始めると発表した。外部有識者のみの調査委員会を3日に設置したという。
同論文に関する最初の調査委員会は2月に設置され、多数の疑義のうち6点を調査、うち2点を研究不正と認定し、3月末に最終報告書を発表していた。だが、4月以降指摘された疑義についても調査するべきだとの声が上がり、理研は6月末に予備調査を開始していた。
最初の調査では、保全されているSTAP関連細胞株の解析などは行っていなかったが、今回の本調査は、これらの科学的解析も踏まえるとしている。調査結果は、調査委員会から報告を受けた後に公表する。
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