ほかにも、世界最強をうたうタフなスマホ「云狐A8」や、厚さ5.15ミリと世界最薄だという「ELIFE S5.1(金立)」、「4Gビッグデータスマホ」などのネット系サービスで世界初をうたうスマートフォンなど、様々な「世界初スマホ」が登場している。フィーチャーフォン(従来型携帯電話)でも「世界初のアイス型ケータイ」「世界初の木製ケータイ」が登場している。
ライトユーザーの視点で見ても、「中国メーカーのスマートフォンでも大丈夫」という風潮が強まったことは挙げられるだろう。歩きスマホをする歩行者や、レストランでスマホをいじる人、バスや地下鉄などでスマホを見つめる人を見ても、中国製端末のユーザーは増えてきた。
確かに、以前の中国のケータイは「安かろう悪かろう」だった。今ではスマートフォンの販売店にいくと、「小米」(Xiaomi)、「Huawei」(華為)、Motorolaを買収した「Lenovo」(聯想)、「OPPO」、「魅族」(Meizu)、「酷派」(Coolpad)など、名の知れた中国メーカーの製品とともにそれを模倣した無名の国内メーカーの怪しい製品が売られている。無名メーカーは信頼されてはいないが、有名メーカー製なら大丈夫という印象をもつユーザーが増えてきている。
中国の無数のスマホメーカーは、競争の末、ヘビーユーザーとライトユーザー双方に「中国メーカーは悪くない。意外やいい」を植え付けている。iPhoneモドキを作るという印象は時代遅れなのだ。
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