米Facebook傘下のOculus VRのブレンダン・イリーブCEOは11月4日(現地時間)、英ダブリンで開催の「Web Summit 2014」に登壇し、製品版のOculus Riftは「数年後ではなく数カ月後に実現する」と語った。
対談相手の米Wiredの編集者、ピーター・ルービン氏に「ここだけの話としてOculusの消費者版の予定を聞かせてください」と促されたイリーブ氏は言葉を選びながら「早く提供したいと思っている。実現に非常に近づいてはいる。4、5年後ではなく数カ月後だが、かなり長い“数カ月”だ」と語った。
イリーブ氏は、9月にリリースしたヘッドマウントディスプレイ(HMD)の新プロトタイプ「Crescent Bay」は「Crystal Cove」よりかなり出来が良く、製品版に近づいていると説明した。
だが、HMDに最適な入力システムの開発が難しいという。PCのためのキーボードとマウス、ゲームコンソールのためのコントローラーに代わる入力システムが必要だと説明した。同社は6月、米MicrosoftのKinectのデザインを担当した米Carbon Design Groupの買収を発表している。
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