米Googleは12月10日(現地時間)、6月のGoogle I/Oで発表したダンボールとスマートフォンで組み立てる仮想現実(VR)体験用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Google Cardboard」向けのアプリコーナー開設と、新SDKの公開を発表した。
GoogleはGoogle CardboardをGoogle I/Oの基調講演の最後に発表し、ゴーグル部分を組み立てられるダンボールを参加者全員に配布した。Oculus RiftやSamsung Gear VRよりもはるかに安価に仮想現実を楽しめるこのプロジェクトは、Googleの従業員が20%の自由時間に立ち上げたもの。ゴーグルの組み立て方を含めてオープンソースになっており、既に複数のメーカーが組み立て式ゴーグルを20ドル前後で販売している他、ユーザーが自分で組み立てることも可能だ。
Cardboard用アプリコーナーは、Google Play内に開設された。ポール・マッカートニーのライブ版「死ぬのは奴らだ」をサラウンドで体験できるアプリや3Dゲームなどが公開されている。
また、開発者向けに「Cardboard SDKs for Android and Unity」をリリースした。名称から分かるように、米Unity Technologiesのゲーム開発プラットフォーム「Unity」もサポートする。
同社はまた、同プロジェクトでの採用も告知した。iOSアプリの開発者も募集しており、iOS対応にも本腰を入れるようだ。
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