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カシオ、電卓のフラッグシップモデル「S100」発売 アルミボディに上質キー 電卓発売50周年記念

» 2015年09月16日 18時33分 公開
[ITmedia]

 カシオ計算機は、電卓発売50周年を記念したフラッグシップモデル「S100」を9月30日に発売する。アルミボディに見やすい液晶ディスプレイ、操作性に優れたキーなど、「細部に至るまでこだわり抜いた」という。オープン価格で、実売予想価格は2万7000円前後。

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 ディスプレイは視認性を高めるFSTN液晶を使用。電卓では業界初という、光の映り込みを軽減する両面反射防止コーティングも施している。

 キーも業界初の「V字ギアリンク薄型アイソレーションキー」。キーを押した時に横にぶれない構造になっており、薄型キーながら安定感のあるタッチが可能になっているという。キー同士の間隔を空けたアイソレーションキーにより打ちやすくし、キートップの文字はプリントではなく2色成型で仕上げることで長期間の利用でも消えないという。

photo V字ギアリング構造
photo 2色成型の断面図

 本体はアルミニウム合金の切削ボディを採用。表面には耐食性を高めるアルマイト処理、外周にはダイヤカット加工を施すなど、高級感あるデザインに仕上げた。

 けた数は12けた。電源は太陽電池とリチウム電池(CR2025×1)。サイズは183(幅)×110.5(奥行き)×17.8(厚さ)ミリ、重さは250グラム(電池込み)。

 カシオは1965年、世界初のメモリー付き電卓「001」を発売。その後もパーソナル電卓「カシオミニ」、暑さ0.8ミリのカード型「SL-800」など、さまざまなモデルを生み出してきた。

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