米Amazon.com傘下のゲーム実況サービスTwitchは9月25日(現地時間)、同社初となるカンファレンス「TwitchCon 2015」をサンフランシスコで開催した。基調講演で発表された主な新機能を紹介する。
Twitchのゲーム実況は現在、PCのWebブラウザだけでなく、iOS、Android、Xbox(360/One)、fireTV、Chromecast、Rokuで視聴できる。これらに、今秋からソニーのプレイステーションシリーズ(PS4、PS3、PS Vita、PlayStation TV)が加わる。
Twitchでのゲーム実況は、2年前から可能になっている。
これまでTwitchではリアルタイムの実況が中心で、実況者の多くはTwitchで実況した動画の録画を米GoogleのYouTubeなどにアップロードしていた。
間もなく、実況者は自分のチャンネルに過去の実況動画の「プレイリスト」を掲載できるようになる。これで自分がオフラインの間も訪れたファンが過去の実況録画を視聴できるようになる。
また、来年初頭から、ようやく実況以外に、あらかじめ収録した動画をアップロードできるようになる。
YouTubeは6月に実況を含むゲーム関連動画の総合サービス「YouTube Gaming」を発表し、8月から米英でスタートした。
Twitchは録画アップロードを可能にすることで、YouTube Gamingに対抗するかまえだ。
現在実況にはFlashを採用しているが、2016年第2四半期(4〜6月)までに、HTML5に完全に移行する。
YouTubeは今年の1月にメインプレーヤーをHTML5に移行している。
6月に追加されたプライベートチャット機能「Whispers」が、実況画面横のコメントストリームから独立し、Facebookメッセンジャーのような独立したチャットツールになる。
Twitchのエメット・シアCEOは基調講演で、Twitchの実況者は1700万人で、累計実況時間は75億分に上ると発表した。
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